ガスケアプローチとは

ガスケアプローチとは

姿勢と呼吸からのガスケ式アプローチ

フランス人女医のベルナデット・ド・ガスケ医師が、人体を包括的、ホリスティックにとらえ、人体のバイオメカニックや身体に備わった生理機能を研究し、ヨガの動きと融合させ開発された方法です。

正式には「姿勢と呼吸からのガスケ式アプローチ、APOR de Gasquet (Approche posturo respiratoire)」といい、「姿勢を正し」「呼吸を正し」て、自らの身体にアプローチしてゆく方法です。


ペリネケアの ”ペリネ”(Périnée)とは

ペリネフランス語の「ペリネ」という言葉はもともと、ギリシャ語の 「ペリノス」 peri(周辺)naos(神殿)、つまり「神殿の周辺」を語源とする言葉で、日本語では骨盤底筋群を含めた会陰部全体のことで、子宮や膀胱、直腸などを支えています。


ペリネのターニングポイント女性のペリネにとって、妊娠、出産やそれに続く産後という時期は、いわばターニングポイントとも言える大切な時期です。

フランスでは、ペリネのダメージによって起こる尿失禁子宮脱などの予防を目的に、1980年代後半から産後の女性を対象とした「ペリネのリハビリテーション」が行われてきました。
このリハビリが普及してから20年以上たった今では、フランス全国どこに住んでいてもペリネのリハビリを受けることができ、それにかかる10回までの通院費用は全額保険でカバーされるという、まさにフランスが骨盤底筋ケア、ペリネリハビリの先進国といわれるゆえんがここにあります。


ガスケアプローチでできるペリネケア

脆くなってしまったペリネ骨盤底筋のトレーニングで代表的なキーゲル体操などは自分で意識をして動かせる筋肉の表面的な運動です。一方ガスケアプローチは、姿勢と呼吸を使って、自分では意識して動かすことのできない深層の筋肉を働かせることができます。

ペリネが脆くなっている妊娠中や産後といった時期は、特に慎重でなければなりません。妊娠とともに大きくなったお腹で腹圧が下方にかかると、骨盤内の臓器も下に向かって押し出され、ペリネへのダメージとなります。


 

産後の誤った腹筋運動また、日常生活においても、姿勢や排便時のいきみなどによってペリネがダメージを受けることで、尿漏れ、ガス・便漏れ、子宮脱、女性性機能への悪影響といった問題を引き起こす可能性があります。

また、産後には、たるんだおなかを元に戻そうと、誤った腹筋運動をすることで、妊娠出産で脆くなったペリネに更なるダメージを与えてしまう場合があります。

ガスケアプローチを使って、おなかの臓器を持ち上げながら、同時に下腹部の腹筋帯を安全に鍛えていける方法をとりましょう。


ガスケ医師について

ベルナデット・ド・ガスケ医師1946 年生 3児の母 パリ在住 医師であり母親であり、またヨガ指導者でもあるド・ガスケ医師は、自らが構築した身体的アプローチの中で様々な伝統的知恵と 現代医学とを結びつけている。APOR de GASQUET (ド・ガスケ・アプローチ)は、産科領域に限らず、腹筋の訓練、背部や骨盤 底の保護、リラクゼーション、呼吸、様々な排泄問題など、人生のあらゆる年代に適応するものである。

骨盤底を専門とするド・ ガスケ医師はフランスにおいてこの分野での草分け的存在であり、現在でも第一線で活躍している。数々の著書や雑誌だけでなく、 医療従事者やスポーツ専門家を育成する教育機関での指導でもその名を知られている。


gasquet07現在の活動:フランス国内、仏海外県・海外領土、ベルギー、スイス、ケベック、イスラエル、カナダ、スペイン、日本などで産科チーム対象の研修会を開催。
2000 年以降、フランス全国の半数の産科関連施設で「生理学的分娩と性器脱の予防」の研修が行なわれた。産科力学 (Mécanique Obstétricale) 大学資格講座をはじめ、助産師、理学療法士、看護師等の養成学校で指導をする。また、理学療法士やリハビリ専門医、スポーツ・ヨガインストラクター等を対象とした研修会の指導にあたる。

ページトップへ